設立趣旨

イノベーション拠点の設立

持続可能な開発を推進するための基盤となる技術開発が人類共通の課題となり、世界各国において将来を見通したイノベーションの機運が醸成されている。
その中で、わが国においても、技術開発にあたって、先を見通し戦略的に実施すること、および、どのような変化にも的確に対応していくことを重視する基本方針が科学技術基本計画にも示されている。

このような動向のなかで、名古屋大学では、10年後、どのような社会を実現すべきか、そのために求められる技術と人材を創出するための研究・教育活動の拠点を構築することとした。
そこでは、社会と国民がその活力を継続発展させるための将来ビジョンを策定し、新しい形の産学官連携により革新的な技術開発とその社会実装を通じてあるべき未来社会の実現を目指す大規模な研究開発プログラムを推進することとした。

このような研究開発及び人材育成の拠点として、平成26年に未来社会創造機構が設立された。
本機構は、このような最先端の産学連携プロジェクトを強力に支援し推進するため、学内緒組織の積極的な協力を得て、専任教員・職員からなる新たな組織として構築され、産学官連携によるアンダーワンルーフのコンセプトに基づき、緊密な共同研究・開発を推進することとしている。