機構長挨拶

財満 鎭明

未来社会を切り開く
イノベーション創出を目指して

わが国は、科学技術の先進国として、先端技術の開発を進めるなど、持続可能な社会の構築に向けて、取り組まなければならないさまざまな課題に直面しています。これらの問題に率先して取り組むとともに、わが国の経験と成果を世界と共有することが課題となっています。

こうした課題への挑戦は、科学技術の使命でもあり、この認識を踏まえ、名古屋大学では、社会実装を目指した企業と大学との革新的な共同研究を推進するために未来社会創造機構を平成25年に設立しました。そして、未来社会創造機構では、10年後、どのような社会を実現すべきか、そのために求められる技術と人材を創出するための分野横断型の産学連携研究開発・教育活動を実施していきます。その中の一つには、文部科学省の「センター・オブ・イノベーション(COI)プログラム」に採択された「多様化・個別化社会イノベーションデザイン拠点~高齢者が元気になるモビリティー社会~」をテーマとする研究開発など現代社会が求める大規模な研究開発プログラムなどがあります。

急速な勢いで高齢化が進行しているわが国において、社会と国民がその活力を継続的に発展させるための将来ビジョンを策定し、新しい形の産学官連携によって革新的な研究・技術開発とその社会実装を通じてあるべき未来社会の実現を目指す取り組みです。

本機構は、このような最先端の産学連携プロジェクトを強力に支援し推進するため、学内緒組織の積極的な協力を得て、専任教員・職員からなる新たな組織として構築されました。産学官連携によるアンダーワンルーフのコンセプトに基づき、緊密な共同研究・開発を推進します。本拠点に参画する企業、大学、行政が一致協力し事業を推進していくために、参画する諸機関と連携して事業を推進して参りますので、関係者の皆様のご理解とご協力、そしてご鞭撻をいただければ幸いです。

2016年8月

名古屋大学未来社会創造機構長
財満 鎭明