Beyond CO2 Zero 東海アライアンス

背景課題と研究テーマ

温室効果ガスの削減は我々人類に課せられた最大のミッションの一つです。CO2の削減に関わる活動は、SDGsに掲げられている持続可能な開発目標の多くが関連しています。本研究では、2050年のCO2排出量ゼロ実現を目指し、CO2ゼロ技術の社会実装に向けた課題解決に特化した研究開発を、各技術領域で連携し俯瞰的に実施します。SDGsが重要とされる背景にある人文社会科学系の学問領域も含めて大学の場を活用し、アライアンスの一員として参加できるオープンイノベーション型の研究開発です。

具体的な研究課題

9つの技術領域(①~⑨)

カーボンフリー電源(再⽣可能エネルギー、他)、カーボンフリー燃料(⽔素製造、他)、資源化(CO2のメタン化、他)、省エネ・軽量化、省電力パワーエレクトロニクスデバイス、ネットワーク社会、農学・生命科学(光合成促進、他)等を連携して研究開発します。さらに、各技術領域においてデータサイエンス(MI、エクセルギー、LCA、AIなど)を活⽤します。

社会政策研究(⑩)

SDGs、ESGを含む社会課題の世界的動向及び最新技術動向を調査・分析、正しく理解するための研究を⾏います。

共同研究の具体例

新たなエネルギー好循環システムの構築

物質・エネルギーの好循環に寄与する物資・エネルギー変換技術の⾰新的な⾼効率化を実現。域内資源を活⽤した新たなエネルギー好循環システムの構築を⽬指します。「物質・エネルギーリノベーション共創コンソーシアム」(JST 産学共創プラットフォーム 共同研究推進プログラム(OPERA)等の研究成果を活⽤しつつ、産業界と連携して、社会実装を⽬指した研究開発を⾏っていきます。

提供価値

CO2排出量ゼロは人類共通の課題であり、かつ、リスクのある研究であるため、まずは協調領域で研究を開始し、その後、企業へ取り込むことができます。

  1. アライアンス全体の研究テーマの情報を得られる。
  2. 参加企業間の情報交換・連携の場として活用できる。
  3. 選択テーマの自社への取り込みが優先的に行える。
  4. SDGs活動としてのPRが可能。
  5. ESG評価が向上する。 また、各企業様における課題の解決のための個別の相談にも対応します。