モビリティ研究 

 

 モビリティ部門

 モビリティ研究は名古屋COIの中核であるモビリティに関する研究部門になります。本部門は名古屋COIのビジョン「高齢者が元気になるモビリティ社会」を実現するために,高齢者のモビリティ維持の阻害要因になっている,交通事故と運転ストレスの半減を目標とし,車,人,交通の三つの領域からのアプローチを行っています。モビリティ研究は,車の領域に対応する知能化モビリティ研究,人の領域に対応する人間・加齢特性研究,交通の領域に対する交通・情報システム研究の3研究領域から構成されます。

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情報基盤研究

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 高齢者を中心に活力ある社会を維持するためには、人と人との「つながり」の創出が求められます。この「つながり」は、空間的な移動によって創出される「場の共有」だけでなく、趣味や興味の共有など、心で感じるつながりもあります。情報基盤グループでは、このような「つながり」の創造が、広い意味でのモビリティの価値に含まれると考え、空間的移動だけでなく、情報の移動をも含めたモビリティによる価値創造を支える情報技術基盤の開発を行います。例えば、個々人の日常行動パターンや周囲環境から得られる信号データを利用した高度な見守り技術(歩行交通事故予防や振り込め詐欺等の犯罪の検知等)や、プライバシーを確保しつつ行動信号データを社会全体で活用する基盤技術の確立です。このような日常行動を見守る機能を備えた製品を広く社会に普及させることで、老若男女を問わず積極的な社会参加を促し「健康長寿」の実現を目指します。

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くらし・健康基盤研究

グループ紹介イメージ(バイオデバイス加工G)

 

 くらし・健康基盤部門では、我々の身の周りの至るところで活用されているガラスに高度機能を埋め込んだ「Intellectual Glass」の創出を目指します。Intellectual Glass が個人の身に着けるものや、モビリティ、街の周辺環境に搭載されれば、移動時から在宅時・外出先に至る全てのシーンで手軽に健康関連情報をモニタリングできるようになります。例えば、Intellectual Glass が搭載された車では、個人の健康に関するダイナミック・リアルタイム情報による運転支援が可能となります。このような社会を実現するため、本グループでは、極微量の血液を始め、咳により発生する飛沫唾液などに含まれるバイオエアロゾルから非侵襲に健康情報を検知できるナノバイオ計測デバイスや、ガラス微細加工技術の開発を行い、人とモビリティが融合・調和した未来社会の実現に貢献します。

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サステナブル基盤研究 

 

 サステナブル基盤グループでは、高齢者やそチェア ロボットの家族が適切なつながりをもって活き活きと暮らし、心豊かでサステナブルな(持続性のある)社会を実現するシステム統合技術基盤を構築します。椅子や車などの環境にセンサを設置して高齢者をさりげなくセンシングすることで、個々人の生活情報や体調などの情報に生理的な意味を加えたデータベースを構築し、さらに、システムと人を結ぶ知能エージェントを開発します。これらを統合することで、人々の多様な価値観(健康,エコ,好みなど)に応じて、その日の健康状態等が「気づき」を促すような形で個々人に提示され、気持ちをプラスにする空間を演出します。我々はシステムが人間の行動を理解し、個々人に応じた気配りを行う、気配り支援システムの開発を目指します。

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