〔発表資料付〕第3回名古屋COI拠点成果発表会及び公開シンポジウムを開催しました

2017/03/31


 平成29年2月24日名古屋大学坂田・平田ホールにおいて、約270名の参加者を得て第3回名古屋COI拠点成果発表会及び公開シンポジウム開催いたしました。今年度はフェーズ1の過去3年間の研究成果を紹介し、「未来のクルマ・人・社会」について参加者と共に考える機会としました。

 

【成果発表会】

 

〔発表資料〕 タイトルをクリックするとPDFファィルで開きます。

<研究成果の概要紹介>

「名古屋大学COIフェーズ1の成果」 森川 高行 教授

「人と社会によりそうクルマ」  二宮 芳樹 特任教授

 

 成果発表会では、名古屋大学COIにおける研究開発と社会実装に関する取組みを紹介しました。畔柳滋プロジェクトリーダーより本拠点の全体概要並びに拠点ビジョンを動画とイラストを用いて紹介しました。 

 

   畔柳 滋PLによる拠点の全体概要の紹介      畔柳 滋PLによる拠点の目指す未来の紹介

 

 

 森川高行研究リーダーより研究成果報告に加えて、日頃実証フェーズにある研究グループの実験に協力していただいている被験者のインタビューを紹介しました。市民が拠点に期待していることや実験参加の動機などを通して、名古屋大学COIの社会ニーズに応えるためのアプローチについて被験者並びに発表会参加者のご理解をいただきました。

 

   森川 高行RLによる研究体制の紹介        森川 高行RLによる研究アプローチの紹介

 

 

 続いて、二宮芳樹特任教授より、「人と社会によりそうクルマ」と題し、高齢者個人に合わせた運転支援システム研究を中心に、モビリティに関する最新の研究成果のトピックスを紹介しました。名古屋大学COIでは、タイプの異なる高齢者、例えば運転を続けたい高齢者と、運転しないまたはできない高齢者に対して、それぞれのタイプの高齢者の移動を阻害する要因に基づき、その対策アプリの実装を目指しています。具体的な研究事例として、高齢ドライバーの人間特性、高齢者の運転を安全に導くシステム、等々について、実車実験やシミュレーションの動画を使用して成果を紹介しました。

 

二宮 芳樹部門長によるモビリティビジョンの紹介   二宮 芳樹部門長による先読み運転技術の紹介

 

 

 最後に、若手研究者と参加者とが直接対話できるポスターセッションを行い、ビジョンや技術の詳細などについて意見交換を行いました。

 

      ポスターセッション会場の様子          参加者と意見交換を行う様子

 

【公開シンポジウム】

 

          

 

 公開シンポジウムでは、学外からゲストをお招きし、本学の若手研究者も加わり、10年後の未来についてのパネルディスカッションを行いました。それぞれが自身の活動を動画や製品を用いて紹介した後、会場からの質問に答える形で、新技術がどう世に出るのか、それによって生活や移動がどう変わるのかなどに関する活発な議論が行われました。

 

 

青木 宏文 副研究リーダーによる拠点概要の紹介     ユカイ工学株式会社 CEO 青木 俊介 氏

 

 

      東京大学 稲見 昌彦 教授             九州大学 田中 賢 教授

 

 

       神戸市 多名部 重則 氏          WHILL株式会社 CTO 福岡 宗明 氏

 

 

名古屋大学 石黒 祥生 特任准教授、小野島 大介 特任講師、金森 亮 特任准教授を新たに迎え、

登壇者9人によるディスカッションの様子

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