V3ビジョナリーチームによる「名古屋大学COIサイトビジット(6/21)」が実施されました
2018/09/06
平成30年6月21日、名古屋大学 ナショナルイノベーションコンプレックスにおいて、ビジョン3ビジョナリーチームによる「名古屋大学COIサイトビジット」が実施されました。
当日は、佐藤ビジョナリーリーダー(VL)をはじめとしたビジョナリーチーム・構造化チームの方々、および文部科学省、科学技術振興機構の方々を含む、総勢17名が来学されました。
足助地区・旭地区視察
サイトビジットに先立ち、6月20日に、社会実装に向けた実証実験フィールドである足助地区の足助病院と、旭地区のつくラッセルの視察がそれぞれ行われました。
ビジョナリーチームをはじめとしたみなさまに社会実装の場を見学いただくことで、地域の方々からの意見を受けて、どういった形での実装を拠点として目指しているかをご理解いただきました。
視察には、名古屋大学COIの参画機関である豊田市と足助病院から、それぞれ太田 稔彦市長と早川 富博病院長が参加されました。
加えて、名古屋大学COIと連携し、持続可能な地域の構築に取組んでいるつくラッセル推進コンソーシアムの代表事業者であるM-easyから戸田 友介氏(代表取締役)にも参加いただきました。
それぞれ、地域での取組みや名古屋大学COIでの活動あるいは連携内容の紹介のほか、目指す将来像についてお話しいただくとともに、ビジョナリーチームと意見交換をいたしました。
ビジョナリーチームや構造化チームの方々からは、元々行われていた地域住民による「持続可能な地域の実現」のための取組みと、その取組みがより活性化するために名古屋大学COIの技術をどう組み込むとよいかについて、様々なご意見をいただきました。
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足助病院での概要紹介 |
実験参加者様との意見交換 |
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つくラッセルの活動紹介 |
里モビサークルの活動紹介 |
サイトビジット
21日には、「名古屋大学COIサイトビジット」を、名古屋大学 ナショナルイノベーションコンプレックスにて実施しました。
まず、畔柳 滋プロジェクトリーダー(トヨタ自動車)と森川 高行研究リーダー(名古屋大学 未来社会創造機構)などから、フェーズ2の活動実績や社会実装および拠点形成に向けた取組みについて、報告・説明しました。
その後、個別研究グループの先生方と企業・自治体の担当者の方より、フェーズ2におけるそれぞれのグループの取組みや成果、社会実装に向けての見通しを報告しました。
特に今回は、COIプログラム終了までに社会実装が見込める成果について、事業化に向けた取組みや課題について、対応状況も踏まえて説明しました。質疑応答では、機能・性能のほかに、事業の採算性や他社製品との差別化・優位性、法規制への対応など、多くの質問とご意見をいただきました。
最後のラップアップでは、佐藤VLおよびビジョナリーチームのみなさまから、特に社会実装に向けて、起業や自治体との連携、ビジネスモデル、自立できる拠点の形成などについて、多岐に渡る貴重なご意見をいただきました。
今年度はフェーズ2最終年度です。名古屋大学COIでは、今回受けたコメントもふまえ、企業や自治体をはじめとした参画機関のみなさまとともに、思いをひとつにして、成果の社会実装と拠点形成に向けた取り組みに邁進する所存です。
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当日の様子 |
ゆっくりカードの走行デモ |