「第15回名古屋大学ホームカミングデイ(10/19)」にて名古屋大学COIの取組みを紹介しました
2019/11/30
10月19日(土)に開催された「第15回名古屋大学ホームカミングデイ」において、名古屋大学COIの研究成果等に関する講演や展示を行い、多くの方にご覧いただきました。
名古屋大学COIでは、“モビリティ”を軸にした研究開発として、新たなモビリティサービスである「ゆっくり自動運転®」の研究開発や、自動運転移動サービスの社会実装に関係した法制度に関する取組みなどを行っています。
このような取組みを、名古屋大学創立80周年を記念した特別企画「未来のクルマ」と題した講演会にて紹介しました。
名古屋大学COIの取組みのアウトラインを畔柳 滋 プロジェクトリーダー(トヨタ自動車株式会社 担当部長)が紹介した後、ゆっくり自動運転チームの赤木 康宏 運転知能構築ユニットリーダー(名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授)が自動運転の仕組みについて説明しました。
その後の学内外の多彩なゲストを招いたリレートークでは、森川 高行研究リーダー(名古屋大学 未来社会創造機構 教授)がモビリティサービスについて、中川 由賀法制度整備ユニットリーダー(名古屋大学 未来社会創造機構 客員教授)が自動運転に関する法律問題について、それぞれ紹介しました。
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講演の様子 |
会の最後に行った特別座談会「未来のクルマ・クルマの未来」では、森川 高行研究リーダーがモデレータを務め、パネリストとして特別ゲストである落合 陽一氏(メディアアーティスト、筑波大学 准教授)と天野 浩氏(名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授)、福岡 宗明氏(WHILL株式会社 創業者、名古屋大学 卒業生)が参加しました。それぞれの専門による視点から、移動のダイバーシティ、移動の拡張、モビリティの多様性などについて、ざっくばらんな意見が交わされました。
また、当日は豊田講堂前の広場にて、「自動運転車展示」として、名古屋大学COIで開発したトヨタ車体製の超小型一人乗り電気自動車を改造した「ゆっくりコムス」と、トヨタ自動車製アルファードを改造した「ゆっくりバン」を展示しました。
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車両展示の様子 |
今後もこのような機会を活用し、拠点の取組み紹介のほか、自動運転サービスの社会受容性の向上にも取り組んでまいります。