小学生を対象に、自動運転がテーマの出前授業と試乗会を実施しました

2022/02/28


名古屋大学COIでは、愛知県春日井市高蔵寺ニュータウンの石尾台地区にて、地域住民との協働により、地区内移動を担う自動運転移動サービスの実証実験とその社会実装に取組んでいます。
このたび、実証実験を行っている地区内の小学生を対象にした出前授業と試乗会を実施しました。

2月18日(金)に、社会科で自分たちが住む地域について学んでいる春日井市立石尾台小学校の3年生のみなさんを対象にした出前授業「石尾台のくらしをささえる新しい移動サービス(自動運転)」を、石尾台小学校にて行いました。今回の出前授業は、春日井市役所職員と名古屋大学未来社会創造機構の研究者が教師役を務め、実証実験で使用している自動運転車両「ゆっくりカート」を校内に持ち込んで実物に触れながら学べるように工夫しました。

出前授業では、ゆっくり自動運転に関する取組みについて写真や動画などを使って紹介した後、実際に石尾台地区を走行しているゆっくりカートを使って、自動運転で使用するセンサー類の実演や新しい技術について説明しました。

3年生のみなさんは自動運転車両を興味深く観察し、疑問点などいろいろなことを積極的に質問していました。高蔵寺ニュータウンでの取組みを学ぶ機会となったと思います。

出前授業があった翌週の2月23日(水・祝)には、石尾台小学校の児童・保護者限定での試乗会を開催しました。

試乗会の様子

ゆっくり自動運転による移動サービスは、免許返納後の高齢者の外出機会の維持や創出に加え、多様な世代において過度に自家用車に依存しない外出手段の確保も目指しています。地域の様々な年代の方に利用いただくことは、事業の持続性の観点からも重要となります。今回の試乗会では、緑ヶ丘老人憩いの家を発着とした石尾台小学校の横を通るコースを自動運転車で走行し、自動運転の技術を直接体験してもらいました。親子連れで自動運転車を体験した方々は、みなさんとても楽しそうでした。

今後も地域の方々に自動運転移動サービスを受け入れてもらえるように、情報発信に努めていきます。

〔研究グループページ〕

ゆっくり自動運転グループ

関連:

春日井市「先導的モビリティに関する取組」(外部サイト)

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