H30年度老人保健健康増進等事業(厚生労働省)報告書について
2019/04/09
厚生労働省の「平成30年度老人保健健康増進等事業(老人保健事業推進費等補助金)」の国庫補助の採択を受け、下記の事業を実施しました。
本事業では、春日井市、名古屋大学、厚生労働省東海北陸厚生局の3者が連携し、高蔵寺ニュータウンにおける交通弱者(高齢者など)を対象者として、モビリティ(移動性)の向上を目指した新たなモビリティサービスの実証実験を行ないます。
この内、名古屋大学COIは、モデルコミュニティ形成プロジェクトおよびゆっくり自動運転チーム(共にリーダーは森川 高行教授(名古屋大学 未来社会創造機構))の研究成果を、高蔵寺ニュータウンに適応させ、その効果検証やサービス提供方法などの社会実装に向けた検討を行ないます。
⇒プレスリリース(春日井市、名古屋大学、厚生労働省東海北陸厚生局)
⇒厚生労働省「平成30年度老人保健健康増進等事業 追加募集採択事業」
【事業名】
「オールド・ニュータウンにおける高齢者の社会参加と事故防止を促すモビリティサービスに関する調査研究事業」
【概要】
既存の路線バスやタクシーを補完するラストマイルの移動サービスとして住民共助や自動運転技術を取り入れ、利用者ニーズに即したDoor to Doorのモビリティサービスを実証実験にて提供し、利用者(高齢者)の社会参加促進と自立支援の効果検証、継続的なサービス提供方法の検討を行う。
具体的には、日本3大ニュータウンの1つである愛知県春日井市の高蔵寺ニュータウンを実証実験の対象として、住民共助のボランティア輸送と名古屋大学が提案する「ゆっくり自動運転サービス」とを地域コミュニティに導入し、自家用車利用に依存しないモビリティサービスを提供する。数ヵ月間の実証実験を通じて、高齢者の外出頻度、歩数など健康指標、利用意向を調査し、さらに地元交通事業者と地域コミュニティ関係者を含めて、地域包括ケアに資する新たな公共交通サービスのあり方を検討し、提言する。
【事業報告書】