「第4回CASE研究会(4/19)」を開催しました
2019/05/08
4月18日(木)、名古屋大学 ナショナルイノベーションコンプレックスにて、「第4回CASE研究会」を開催しました。
今回は、CASEの内のA(自動運転)をテーマに、自動運転による事故が起きた時の責任、特に過失に焦点を当てての講演とディスカッションを行いました。
文系講師は畑中 良彦氏(東京地方検察庁 交通部 部長)、理系講師は、二宮 芳樹氏(名古屋大学 未来社会創造機構 特任教授)でした。
講演1として、畑中氏から「従来型自動車の運転中に人身事故を起こした者は現状どのような場合に刑事処罰を受けるか~交通事故における過失の有無の判断について~」と題し、従来型自動車の交通事故が起きた際、運転者がどのような場合に刑事責任を負うのかについて、お話しいただきました。
講演2として、二宮氏から「自動運転の判断ロジックのあり方~第一当事者事故を起こさない、人以下の事故率達成には~」と題し、運転における「認知・判断・操作」の中でも「判断」に焦点を当て、自動運転AIを開発する上で、どのように構築・評価検証しているかについての取組み内容をお話しいただきました。
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畑中氏の講演の様子 |
二宮氏の講演の様子 |
次回は5月24日(金)の開催を予定しております。
上坂 広人氏(株式会社デンソー)と牧村 和彦氏(一般社団法人計量計画研究所)をお招きし、CASEのS(シェア&サービス)に焦点を当てた下記のテーマでお話しいただきます。
上坂 広人氏(株式会社デンソー Global R&D Tokyo技術企画部 先進モビリティ戦略室
ビジネス・技術戦略課 AD&コネクテッド戦略担当)
「海外交通事情について-中国、欧州視察から-(仮題)」
牧村 和彦氏(一般財団法人計量計画研究所 理事兼企画戦略部長)
「自動運転社会を想定した新都市デザイン(仮題)」
〔今後の予定〕
第5回 5月24日(金)
第6回 6月21日(金)
第7回 7月31日(水)
〔これまでの開催〕
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