〔開催報告+当日資料〕平成30年度 名古屋大学COIシンポジウム「モビリティ革命から始まる地域イノベーション」(3/14)
2019/04/09
3月14日(木)、政策研究大学院大学 想海樓ホールにて、約200名の参加者を得て、平成30年度名古屋大学COIシンポジウム「モビリティ革命から始まる地域イノベーション」を開催いたしました。
平成30年度は、フェーズ2の最終年度です。今年度は、研究成果のほかに、本拠点の目玉のひとつでもあるモビリティ研究を中心に、社会実装に向けて研究開発の場を大学・企業から地域・現場へと移して行っている実証実験の成果をもとに、研究者だけでなく、連携自治体からも取組みを紹介しました。
また、それを踏まえ、法曹や省庁関係の有識者とともに、「地域イノベーション」の視点でクロストークを行いました。
加えて、今回は、超高齢社会やイノベーションなどの分野で著名な方を招いての特別講演も行いました。
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当日の様子 |
〔当日の資料〕
それぞれタイトルをクリックするとPDFファイルが開きます。講演者の許可が取れ次第、順次アップロードいたします。
○研究・開発事業紹介パート
■モビリティ・ブレンド®活動報告、及びクロストーク
(2)太田 稔彦氏(豊田市長)
(3)水野 真一氏(春日井市 まちづくり推進部 ニュータウン創生課 課長)
(4)小林 大和氏(経済産業省 大臣官房参事官、内閣官房参事官)
(5)牧村 和彦氏(一般財団法人計量計画研究所 理事 兼 研究本部企画戦略部長)
■ゆっくり自動運転®活動報告
(1)赤木 康宏(名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授)
(2)中山 幸二氏(明治大学 専門職大学院法務研究科 専任教授、自動運転社会総合研究所 所長)
■ドライバエージェント 田中 貴紘(名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授)
■歩行支援ロボット 山田 和範(名古屋大学 未来社会創造機構 特任准教授)
【研究・開発事業紹介パート】
名古屋大学COIでは、実証実験を進めている地域でモデルコミュニティを構築し、技術や仕組みを確実に社会実装することを最終出口としています。地域での実装を進めるためには、自治体の協力や実装を可能にするための制度設計が重要となります。
そこで今年度は、研究者だけでなく、連携自治体の市長や担当者や制度設計に関係する有識者の方も招き、取組みの紹介や今後の課題について議論しました。
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クロストークの様子(左:モビリティ・ブレンド、右:ゆっくり自動運転®) |
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成果報告の様子(左:ドライバエージェント、右:歩行支援ロボット) |
【特別講演】
今年のテーマである「地域イノベーション」についてより深く考えるために、小宮山 宏氏(株式会社三菱総合研究所 理事長、COI STREAMガバニング委員会 委員長)と角南 篤氏(公益財団法人 笹川平和財団常務理事、海洋政策研究所 所長、政策研究大学院大学 副学長)を招き、特別講演を行っていただきました。
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特別講演の様子(左:小宮山氏、右:角南氏) |
【ポスターセッション】
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ポスターセッションの様子 |
フェーズ2の最終年度である今年は、大学から地域に入り、社会実装を見据えた実証実験に取り組んできました。
来年度からは、ますます社会実装の活動が主体となるフェーズ3に突入します。研究成果を実際の社会に実装することによりビジョンを実現するだけでなく、さらに多くの企業・自治体・他大学に集まっていただけるような魅力あふれる研究拠点に名古屋大学が進化するよう、拠点を挙げて取り組んでまいります。
これまでのシンポジウム
平成30年度 開催案内
公開:2019年4月9日